伐採
まずは山林に生えている木を切り倒します。
弊社は切り倒す作業は行いませんが、素材生産者と呼ばれる専門の業者さんが木を伐採します。
良質な材を得たい時には実際に現場まで赴き、提携している素材生産者と伐採する山林の木を見て、原木を素材生産者から直接購入することもあります。
市場
山林で伐採された木材は、原木市場に持ち込まれます。
市場の職員が、太さや節の付き具合などをみて分別して並べます。
並べられた原木を見て、良材を見分けて競り落とします。
丸太の状態から良材を見分けるのは難しく、長年の経験と勘が必要です。
良い製材品を出荷するためには、仕入れの目利きで決まると言っても過言ではありませんので、仕入は必ず社長自ら行います。
丸太選別
山や市場で購入した原木が工場に運ばれます。
長さや太さ、木の材質等を見て選別し、用途別に椪積みします。
ご注文に可能な限り対応できるよう、より良い丸太を長さ、曲がりなどを確認しながら選別します。
その後注文や在庫状況に応じて丸太をオートバーカーにうつします。
オートバーカー
丸太選別後、オートバーカーという専用の機械で皮を剥いでいきます。
昔は手作業で皮むきしていた時代もありましたが、オートバーカーの導入で皮むきが随分楽になりました。
丸太の皮が付いたまま放置しておくと、虫が入ったり小石が付いて刃物を痛めることがあります。
樹皮を剥くことで丸太や機械を守る処置となるのです。
製材
いよいよ製材です。熟練の製材工により、丸太も製品も一本一本丁寧に製材します。
丸太から良材が取れるかどうかは、実際に木を挽いてみないと分からない部分も多々あります。
あまり期待していなかった原木から見事な無節の材が取れたり、最高の原木から節が出てしまったり、生きている素材なので難しくもありますが、そこが面白くもあり製材の醍醐味です。
木は乾燥すると少し曲がる事が多いため、ほとんどの製品は一度大きめに製材して乾燥後に曲がりを修正挽きします。
乾燥
製材した木材はそのまま使えるわけではありません。
水分を多く含んだ生の状態の木材は、自然乾燥が進むに連れて木材の収縮や変形が起こります。
家を建てた後で木材や家屋自体の歪みなどの不具合を防ぐためにも、木材の乾燥は製品の品質を左右するほど重要な工程です。
弊社は長年の木材乾燥の経験や日頃の研究によって、構造材や化粧材など、それぞれの用途に合った木材乾燥の調整をしております。
在庫ストック
お客様のご注文にいつでも対応出来るよう、乾燥済みの木材をストックしております。
その種類は幅広く、様々な用途に応じて適切なサイズで出来る限り多くの木材をストックすることで、幅広いニーズに対応します。
弊社が納品できる木材は、太さ数cmくらいの小さなものから長さ10mを超えるものまで、どんな特殊な材でも対応可能です。
修正挽き・仕上げ加工
ご注文を頂いてから、木材を乾燥した際に生じる曲がりや反りを取り除くために、再度台車に乗せて修正挽きを行います。
こうすることで、使用後に変形しないまっすぐな木材が出来あがります。
その後、必要に応じてプレナー(カンナ)仕上げ、実(さね)加工や抜け節を埋める加工などを施します。
出荷
必要に応じてラッピング等も行い、製品を運びやすいように梱包します。梱包ができたら、いよいよ目的地に向けて製品がトラックに積み込まれ配送されます。
お客様を待たせないスピード出荷を目指し、お客様の要望にも誠実な対応を心がけております。
主に県内や近隣県の木材市場に向けて出荷しておりますが、ご注文頂ければ個別に納品することも可能です。
お問い合わせはこちら
㈱田上では、お客様の目的や用途にあわせ、最適な木材のご提案をいたします。
神社仏閣などにも多く採用されており、その品質には自信があります。
お見積もりやご相談等、まずはお気軽にお問い合わせください。
工場名 | 株式会社田上 製材工場 |
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住所 | 三重県松阪市飯南町下仁柿134番地 |
電話番号 | 0598-32-2983 |
FAX番号 | 0598-32-3729 |
業務内容 | 桧の製材・加工・販売 |