地元で育った木を使う
古くから、材木は「地元で育った木を地元で使う」のが良いとされてきました。何百年かけて、その土地の風土のなかで成長した木は、伐採され材木となった後も、その土地特有の虫や菌に対する耐性、また、気候や環境に対しての順応性があると言われます。今よりもはるかに材木を運ぶことが困難だった時代に建てられたお寺や神社には近隣の山の木を使うのが自然なことであり、だからこそ日本には何百年も昔の神社仏閣が沢山残っているのではないでしょうか。
現代は海外も含めて様々な土地の材木が手に入るようになり使われていますが、同じ日本のなかですら北海道と沖縄の気候風土はまるで違います。地元産の木を地元で使うということは、材木に負荷がかからないということで、丈夫で長持ちする建築につながります。
「三重の木」とは
三重県は、面積の3分の2が森林であり、地質や気候ともに桧・杉の成長に適しているので、古来から良質な材木の生産地として発展してきました。他の地域には少ない大径木がいまでも多数伐採され、製材されています。製材所や流通問屋も材木の取り扱いを熟知しており、品質の良い桧・杉の材料が生産されています。
山から木を伐採したら植林し、山林を手入れすることで山は保水力を取り戻し、洪水等の自然災害の防止にもなります。地元の木を使うということは家にとっても良いことですが、山を含めた地元の環境にも良い影響があります。今は残念ながら国産材の利用が減ってきており、まずは地元産の材木が使われないことには山林の循環がはじまらないので、三重県は三重の木の利用を促進しているのです。
「三重の木」は高い?
三重県産の木材は品質が良いので、三重の木は値段が高いのではないかという声を聞くことがあります。けれど、原木の産地でありたくさんの材木を製材・生産しているということは、品質が安定すると同時に価格の安定にもつながります。他の地域と比べて高価ということは決してなく、当社では品質の良い桧を手頃な値段で使っていただけるよう、日々努力しています。
また、「三重の木」住宅助成制度もあり、各金融機関でのローンの金利引き下げ等優遇措置があります。当社も「三重の木」認証事業者ですので、利用に関してはご相談下さい。
詳しくは、「三重の木」公式PRサイトをご覧下さい。